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『弘前市斎場 1983年』
前川國男は、パリのコルビュジェのアトリエを辞めて日本に帰国後、アントニン・レーモンドの事務所で働きます。 レーモンド事務所に在籍中、初めて自分の名前で設計した処女作「木村産業研究所」は、弘前での仕事でした。そして、生涯を通じて弘前市にたくさんの建築を残すのですが、前川の遺作もまた「弘前市斎場」でした。 この日は、斎場は使用されていましたので、ご遺族のお気持ちも考慮して、中の見学は遠慮し、外部からこっそり見学することになりました。 ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() 前川國男と言えば、打込みタイルでしょう。 コンクリート壁にタイルを張る後張り工法は、接着材料の劣化や外的な負荷によってタイルの剥落の恐れがあります。前川は、風雪厳しい青森を始め、四季の移り変わりがある日本の建築の外壁として、煉瓦タイルに魅力を感じていたと言います。時間の経過とともに風合いを増す煉瓦タイル。前川は、在来工法の欠点を解決するために、あらかじめ型枠にタイルを釘止めし、コンクリートを流し込む、打込みタイル工法を確立しました。 前川建築に普遍性を感じるのは、この煉瓦タイルの外壁の表情ではないでしょうか? また、晩年の前川の建築には、勾配屋根が採用されています。 モダニズム建築を前衛的に日本に広めた前川は、長年フラットルーフにこだわり続けていました。が、最晩年になって、深い軒の勾配屋根を採用した、その心理にはとても興味があります。 打込みタイルの建築の演出にも力を入れていたとのこと。「演出は窓まわりにある」と言ったそのディテールは、この斎場だけでなく、これから見学する建築でも、いろんなことを試した前川の工夫が見られる部分でした。
by aiarchi
| 2007-07-15 23:52
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