阿蘇に車を取りに行ったついで・・・というか、せっかく仕事休んで阿蘇まで行くんだから、ただで帰ってきたらもったいない・・・・と思い、行き帰りの道で立ち寄れそうなところを調べて行きました。
熊本アートポリスのプロジェクトをいくつか見て帰ってきました。 まず、1箇所目。車の整備工場のすぐそばにある「一の宮直売所 四季彩いちのみや」。岡部憲明 設計、2004年竣工。 レンゾ・ピアノのもとで関西国際空港ターミナルビルの設計監理をされた建築家だそうです。 ほとんど勾配がないように見える屋根は、阿蘇の山並みを生かす為水平性を強調したデザインになっているそうです。鉄骨の梁の形状、架構に特徴のある建物でした。 別棟のトイレ。 こちらも、鉄骨の柱・梁の架構に目がいきます。 とてもシンプルで清潔感があるトイレでした。直管蛍光灯が板張りの天井をパーッと照らすような照明プランで、夜訪れたら、屋根が浮いて見えてきれいかも・・・。 公共の建物ですが、もうちょっとお掃除、メンテナンスに力入れてくれるといいのですが・・・・。 2箇所目。阿蘇の山頂方面に山登りして、草千里で昼食。その草千里の駐車場にある「草千里公衆トイレ」。塚本由晴+斉藤百樹建築設計事務所 設計、1998年竣工。 上半分のガラスから差し込む光で、十分明るいトイレでした。木材を多用していることで、雄大な大自然に溶け込むデザインです。女子トイレの個室、とてもゆったりしていて、洋式トイレの背中の壁には荷物置きのニッチがあるのですが、その壁は全面鏡となっていて、個室でゆっくり化粧もできそうです。 3箇所目。草千里からちょっと走ったところ。「TOTO AQUAPIT ASO(阿蘇山上公共トイレ)」。故 木島安史 設計。1992年竣工。 7棟の建物から成る公共トイレ。パウダールーム専用の棟もありましたが、現在は使用できなくなっていました。竣工当初は、さぞかし美しかったのだろうと想像しますが、やはり、活火山の山頂付近という過酷な自然環境のもとでのメンテナンスは、とても難しいのだろうなあ・・・と思います。 コンクリート打ち放しの壁と、木を見出した小屋とハイサイドライト、モダンなデザインのトイレであることは間違いないです。屋根は鉛で葺いているとのこと。これも火山灰対策なのでしょうか? トイレばっかり見学してきたわけですが、決して、トイレフェチではありませんので・・・・。 お天気も良く、いい息抜きができたかな?
by aiarchi
| 2006-10-18 23:01
| 建築
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