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昨晩、講演会に行ってきた。
お題は「アートとデザインで変わる福祉」、講師はアトリエ インカーブ理事長で、一級建築士でもある今中博之氏。講演会の主催は、九州保健福祉大学 社会福祉学部 東洋介護福祉学科。教授で美術史がご専門のブルース・ダーリング氏の講義の一環として行われたものだった。 そういうわけで、会場はたくさんの学生さんがいらっしゃり、自分も学生に戻ったような新鮮な気分だった。もちろん、社会人も結構来られていた。 講義の内容は、ここで私がかいつまんで書くほど、単純なものではなく、奥の深いそして刺激的な内容だったため、あえて書かないことにする。というより、書けないと思う。 まずは、今中氏の自己紹介として、乃村工藝社デザイン部にご在籍中の華々しいご実績を見せていただき、その後、持病の治療やオリジナルの限界に苦しみ、海外へ行かれたお話などをしてくださった。今中氏がなぜアトリエ インカーブを設立するに至ったか・・・というところを丁寧にお話してくださったこともあり、その後の活動の内容が非常に理解しやすかったし、一人の人間の生き方のドラマを見せてくださったような感動を覚えた。 美術・アートの世界で使われている「インサイダー、アウトサイダー」という言葉の意味、オリジナリティとは何か、アーティストとデザイナーの違いなどなど、今中氏の話にぐいぐい引き込まれていくと同時に、自分のやっていることを客観的に見直す機会にもなった。 アトリエ インカーブの紹介、日常の様子、アーティスト達のことを見せてくださり、その環境を整えているだけだ・・・というスタッフの姿勢、仕事の内容を拝見していると、これは「福祉」という名でくくってしまってはいけない、「純粋な芸術活動そのもの」なのだということに気づく。 アウトサイダー・アートは、日本ではなかなか認めてもらえなかったということから、作品をNYに送って発表する手段をとられてきたそうだ。今ではコレクターが出るほどの人気で、アトリエ インカーブというひとつのブランド化にまで話が進んできたという。アートを売買するという文化は、日本では、下世話な感じがして、特に障害者福祉という観点からすると、とても野蛮な行為のように捉えられがちだが、「アートはコレクターによって支えられている」ということを考えると、逆に日本の「アート」に対する理解の脆弱性というか未成熟性というか、そういう点も、認識されられた。 延岡で、こういう話が聞けるとは、本当にラッキーだった。 そして、今中氏の言葉の受け売りにはなるが、私の建築人生は「やればやるほどインサイダー」をまっしぐらに突き進んでいくしかなさそうである。
by aiarchi
| 2005-11-05 13:57
| 建築
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