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今日は、午前中「延岡市都市景観審議会」に出席した。
景観法という法律も施行されているが、延岡市では平成元年に景観条例が制定され、以後、都市景観賞の表彰、都市景観形成地区の指定などの活動を行ってきたそうだ。わたしは平成15年の10月から、この審議会の委員になっているが、今日は、年に1回表彰される「都市景観賞」の選定を行う会だった。 「景観」というのは、非常に難しいジャンルだと常々思う。 美しい、きれい、と感じる基準は人それぞれだし、土地や建築には所有者がいる。そして、経済活動が行われている社会の中で、「景観」だけに議論を限定して行うことは、まさに机上論であり、現実的ではない。そういった中で、複数の委員さんの「いい!!」と思うものを選び出すという作業は、難しいことだと感じる。 都市景観審議会の委員を引きうけてから、「景観シンポジウム」と名のつく会には顔を出すように努めてきたが、その中で、建築家、内藤廣先生のお話が心に残っている。「景観を考えるということは、50年後、100年後のそこの風景を考えるということだ」という言葉。 そしてもうひとつ、景観を考える時に思い出すこと、それは「村から町へ」「町から都市へ」という絵本(組絵)。 道路がとおり、道路沿いにはお店が出来始め、古い家は壊される。牛や馬が行き交っていた田園風景は、50年後には幹線道路が通る町へと変貌していた・・・。その土地の風景の記憶が、全く別物になってしまうということを、ただ言葉のない数枚の「絵」だけで、ずっしりと心に響かせる。 経済至上主義的な発想での街づくりは、もうやめにしないか・・・。地域活性化という大義名分のもとでその土地の特産品をオブジェ化してデカデカと街路に並べるデザイン手法や、とにかく目立て!とばかりにド派手路線で他店舗展開する安売り店など、考え直さなければならない時期に来ていると思う。そして、そのようなデザインを「都市景観賞」の候補として議論しなければならない「都市景観審議会」のあり方も、考え直さなければならないと思う。 午後は「応急危険度判定士講習・景観法・改正建築基準法・改正消防法」についての講習会。 昨日と打って変わって、暑いくらいの1日だった。
by aiarchi
| 2005-10-27 21:54
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