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![]() 今日届いた「日経アーキテクチュア」。今号は興味深い内容の特集だった。「私の転機、私の建築人生」という内容。 夫婦で設計事務所を営む3組の夫婦建築家の話は、特に興味深いものだった。3組とも引っ張りだこの有名建築家であり、3組ともお子様がいらっしゃる。女性側(妻)が言うには「まとまった時間が取れなくなった、2時間ずつに分断される・・・」。それでも事務所として仕事をこなしていけるのはやはり夫婦で設計事務所をやっているからだと思う。 少々愚痴っぽくなるかもしれないので、ご勘弁を・・・。 私の場合、ひとり事務所(夫は建築に関係ないサラリーマン)で、仕事はもちろん、経理、事務、そして家事、子育てをこなさなければならない。仕事が思うようにはかどらず、集中したくても、子供を迎えに行く時間には中断せざるを得ない。そして夜の時間は、1日のうちで唯一子供と接することのできる時間。それでもたまった仕事が気になり、気持ちがイライラすると子供にあたってしまうこともある。 スタッフを使えばいい・・・という話もある。しかし、年間限られた仕事の件数と設計報酬で、2人になったからといって飛躍的に仕事をこなせるようになるとは考えられないし、まして大きなプロジェクト物件は、報酬はそれなりにあるかもしれないが少人数ではこなせない。 また同誌には、槇総合計画事務所でデザイナーをしていた女性が、出産を機に退職し、その後、個人事務所を構えていた時期に体を壊し「もう設計の仕事は続けられない」と、外資系のマネジメント会社で仕事を続けている記事も載っている。 そう、設計事務所という仕事は、まともにこなそうとがんばると、子供のいる女性には続けられない仕事なのだろう。 人生の中で何を選択し何を重要と思うか、そして将来をどう見据えるか、によって、仕事の仕方は変わるだろう。特に女性は「出産」で、おおきく人生が変わるということだ。 故丹下健三氏は、ある建築家に言わせると「1日24時間、いやそれ以上に建築のことばかり考えておられた、建築のこと以外は考えていなかったのでは?」とのこと。男だから・・女だから・・の手の話は好きではないが、物理的に女には無理な話かもしれない。出産ばかりは男に代わってもらうわけにはいかないから。 現在、進行中のプロジェクトをひとつ今月中に実施設計終わらせて、次の実施設計も時間が押している。もう1件、プランをせずにお待たせしている施主もいらっしゃる。プレッシャーと焦りと、梅雨時のうっとうしさで、最近体調も悪い。 それでも納得のいく仕事がしたい。才能とセンスと能力はなく、仕事の仕方も不器用かもしれないが、施主に失礼のないよう、誠心誠意取り組みたいと思う。施主にとって一生に一度の大きな事業である「家づくり」だから。 それが、わたしの「建築人生」なのだろう。
by aiarchi
| 2005-07-10 22:30
| 建築
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