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最近、はまって見ていたドラマがある。
NHKの金曜時代劇「華岡青洲の妻」。もともと、TVドラマは好きなのだが、ゆっくりTVの前に座ってじっくり見る・・という時間がなかなかないので、ここ数年、はまって見たドラマというのはあまり無い。 この「華岡・・・」も、全6回のうち、第3回目から見始めたのだが、その後、毎週楽しみになった。今日は最終回だった。ストーリーももちろんだが、なにより、舞台となる華岡家のたたずまいや、里村の風景、日々の生活の清楚さやつつましさ、日常の生活の情景の美しさ、そして全体をしっとりとさせる音楽と登場人物の話す方言に惹かれたのかもしれない。 土間やお勝手で食事に支度をし、井戸の脇で洗濯をしたり、髪を洗ったり・・・。昼間は機織りをしたり、庭の草花の手入れをしたり。夜は行灯の光で書物を読み・・・・。そして、その日常生活に使われる道具類の美しいこと。 日本の生活文化が生んだ、使い込まれた道具は、そこにあるだけで、品の良さを醸し出していた。 雨の多い地方が舞台なので、劇中もよく雨の日のシーンがあった。昔の日本家屋は、日本の気候を考えて建てられており、深い軒が出ていてその軒下には縁側がある。高温多湿になる梅雨や夏場には、建具を開け放しても雨が屋内に降り込むことはなく、縁側が各室をつなぐ廊下として機能していた。そして、開け放された開口から垣間見える、向こうの軒の奥の部屋で機織りをしている姿が見えていたりして、とても風情が感じられるシーンがあった。 本来、毎日毎日繰り返されるこのような生活のシーンこそが「文化」であるのだろう。現代の生活は、昔のような地味だけど美しい文化を捨てさせてしまったのかもしれない。現に私もこうしてTVの前でボケ-っと座っている。便利な機械類がフル装備で、何もしなくていいことが美徳とされるような現代の生活。女性も仕事を持って社会に出るようになり、毎日の家事もままならないような慌ただしさの中で、ゆっくり食事の支度をし、草花の手入れをし、機織りをするような日常に憧れているのかもしれない。 嫁姑の心模様がテーマのドラマだが、陰湿さを超越した強さ、深いところに根ざしている家族愛が心に残るドラマ。
by aiarchi
| 2005-03-04 23:43
| 日記
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